2児の父、アーリーリタイア主夫の日記

京都で暮らす、主夫の日々を綴ります

負動産の実家。ごめんね、時が経つとやっぱり。

負動産管理

この日は一人で実家の様子を見に。
琵琶湖沿いを北上して1時間半ほどのドライブ。

半年に1回ほど行っています。
冬に木の枝切をしていますので、夏の今回は若干草刈りをする程度。
雑草さん、よく伸びるなぁ。

あとは家屋の様子を確認して。
無事。OK。さて、帰ろう。

ちなみに、昔の家にありがち、使わないガラクタを詰め込んだ倉庫。
すごいな。

実家の家屋と土地を所有しているのは祖母。ただし、祖母は施設に入っています。
親が無くなっている今、祖母に代わって管理をしていかなければなりません。

誰かに貰って頂きたいのですが、貰い手がどうとか以前に、祖母がそんな状況ですので…手続きが進みません。
手続きを進めるための制度はあるもののデメリットもありますし、明日にも亡くなるかもしれないのにわざわざそんな制度を使えません。
ですので、現状ではいかんとも出来ない実家の土地と建物。

祖母に関しては「長生きしてほしい」としか言えません。建前上は。
しかしながら、なんとも頭の痛いところ。

ごめんね、時が経つとやっぱり…。

3年前コロナで学校が休みになった際は、暇つぶしを兼ねて子供2人をつれて何度かここに泊まりに来ました。
古家ですので、トトロに出てくる家の感覚。それはそれで楽しかったです。

ただ、泊まるたびに掃除をするのがやっぱり手間。
足が遠のくにつれ、より一層掃除が必要になり、さらに足が遠のく。

設備も壊れていきます。
3年前はまだ稼働していた湯沸かし器、今は故障しています。

屋内がホコリっぽくカビ臭くなっていって。設備も壊れていって。
ここに泊まるのは、正直、もう無理。
今後、泊まることはもうないと思います。

住まなくなって時が経つにつれ、気持ちが遠のいていきます。
「住める家屋」ではなくなり、実家という思い入れもなくなり。
近いうちに古びた木の枠組みにしか見えなくなりそう。

ごめんね…と両親やご先祖様の遺影に謝って帰宅。

さて、年に数回の一人ドライブ。この時間は楽しいです。

親が育った実家?一族の母屋?先祖代々の土地?
いやいや、今、残された者にしてみれば、頭が痛い負動産でしかありません。